台湾

航海日誌 Day 8【台湾の生活費】固定費のリアルと、不在時を支える「有用な装備」

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読了目安:約5分

前回の振り返り: 前回(Day 7)は、日々の生活を支える「変動費」のリアルについて紐解きました 。外食と自炊のバランスや、公共交通機関という強力な追い風の活用法 、そしてライフスタイルによって異なる予算の分岐点を知り、自分の「コンパスの針」をどこに定めるべきかを確認しました 。


日々の「変動費」の波を読めるようになったら、次に把握すべきは、避けては通れない「固定費」という名の潮流です。

2拠点生活において、最も頭を悩ませるのは「自分がそこにいない時間」のコストかもしれません。誰もいない部屋にかかる家賃の相場、忘れた頃にやってくる光熱費の罠、そして日本にいる間にどうやって現地のライフラインを維持し続けるか。今回は、私の航海を陰で支える「有用な装備(EPOSプラチナカード)」の活用術を含め、物理的な距離を超えて管理をスマートに完結させるための具体的な戦略をお伝えします。

1. 2拠点生活の固定費:家賃とインフラのリアル

台湾での生活基盤を維持するためには、日本とは異なるサイクルを理解し、予算計画を描く必要があります。

  • 家賃と更新料: 以前お伝えした通り、台湾には「更新料」の習慣がほぼありません。一度理想の物件に当たってしまえば、長く住むほどコストが安定し、日本のような更新ごとの出費に怯える必要がなくなります。
  • インフラ: 電気代と水道代の請求は「2ヶ月に1回」のサイクルでやってきます。日本にいる期間がある場合、このタイムラグが管理の難所となります。
  • 通信費: ノマドワーカーにとって、安定したネット環境はまさに現代の航海における「マスト(帆柱)」です。台湾の通信インフラは驚くほど安価で安定しており、日本との常時接続を支えてくれます。 私の場合、大家さんの親身な勧めで、100以上のチャンネルが視聴できるケーブルテレビとインターネットがセットになったプランを契約しました。「言葉を早く覚えるために、毎日テレビを観なさい」という、現地の先輩(大家さん)からの温かなアドバイスです。日本ではほとんどテレビを観ない生活を送っていましたが、この時期ばかりは、画面から流れる生きた中国語に耳を澄ませる、人生で最もテレビと向き合った航海となりました。

2. 航海の強力な味方:EPOSプラチナカード活用術

国境を越える移動が日常になる2拠点生活において、私が「メインコンパス」として信頼している装備がEPOSプラチナカードです。

  • 支払いの自動化: 日本にいる間に届く2ヶ月に1回の公共料金。これをカードに紐付けた決済アプリ(LINE Pay等)で管理することで、世界中どこにいてもスマホ一つで支払いを完結させ、ライフラインの停止という「座礁」を未然に防ぎます。
  • 移動を安息に変える: 頻繁なフライトは心身を消耗させます。プライオリティ・パスによる空港ラウンジ利用や、自動付帯の充実した海外旅行傷害保険は、異国の地での「もしも」に対する最強の盾となります。
  • ポイントによる自給自足: 日々の食費から固定費までをこのカードに集約することで、年間ボーナスポイントを効率よく獲得。貯まったポイントをマイルへ交換すれば、次回のフライト代を賄う「ポイントによる燃料調達」が可能になります。

2拠点生活を成功させる秘訣:決済の一本化と透明化

2拠点生活において最も恐ろしいのは、資金の「所在」が分からなくなることです。 すべての固定費と旅費を一枚のカードに集約し、アプリで即座に明細を確認する。これにより、「今月は台湾でいくら、日本でいくら使ったか」という家計の透明性が高まり、無駄な出費という名の「浸水」を早期に発見できるようになります。


大切にしたい普遍的な教え

「富んでいる人は貧しい人を支配し,借りる人は貸す人の奴隷になる」。

Wittyなひとことアドバイス

「良き航海士は、急な出費という嵐が来てから財布を開きません。最新のカードとアプリを武器に、日本にいながら台湾の家計をコントロールする。この『遠隔操船術』こそが、2拠点生活者の必須スキルです」


次回の航海日誌: 番外航路 #01「3度目の台湾旅行におすすめ!移住者が見つけた『台湾の素顔』に出会う場所」

これまでの航海では、2拠点生活を支えるためのノウハウや予算についてお伝えしてきました 。しかし、無事に拠点(ホーム)を構えた後に待っている本当の醍醐味は、ガイドブックの地図を閉じ、自分だけの「お気に入りの場所」を見つけることにあります。

次回は通常の連載を少しお休みして、番外編をお届けします。一度目や二度目の観光では行く暇がない、生活者の視点で見つけた少しだけディープな台湾の姿。私が何度も通い詰める秘密の場所を、コンパスの針が指し示すままにご案内します。

ABOUT ME
人生折り返しのノマドワーカー
人生折り返しのノマドワーカー
「航海日誌」執筆者
首都圏ベイエリア出身、東京23区在住。小さな商社の管理職としてリモートワークを実践中。 国内・海外の2拠点生活を模索しています。
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